熟練看護が自宅療養の患者さんを支援する取り組み
「看護外来」 を開設しています
日本人の4人に1人は65歳以上という超高齢社会を迎えたわが国では、通院しながら自宅で療養する患者さんが、今後ますます増えていきます。こうしたことを背景に、当院では、2015年1月から「看護外来」を開設しました。
現在、糖尿病とがん・認知症の分野に精通した外来看護師が、対象となる患者さんに対して、医師の指示をもとに、外来面談室にて30〜60分間の指導を実施しています。医師や薬剤師、栄養士、ソーシャルワーカーと連携を図りながら、患者さん一人ひとりの療養生活に合わせたアドバイスや指導を行っているのが特長となっています。
◆ 看護外来
「糖尿病合併症指導」
糖尿病があり、かつ足にトラブルがある患者さんやご家族に対し、足の観察方法、爪切り、お手入れ方法などを説明するほか、必要に応じて看護師が処置を行っています。
(指導の内容)
・自己注射の器具の取り扱い方法
・合併症予防のためのアドバイス
・糖尿病患者さんの在宅療養支援全般
・その他
「がん患者指導」
がんと診断された患者さんやご家族に対し、身体的・心理的不安を少しでも軽減するための指導、相談、支援を行っています。
(指導等の内容)
・身体症状及び精神症状の対応
・日常生活での注意点の説明
・意思決定支援
・患者さん、ご家族の必要とする情報の提供