新型コロナ感染症の1日も早い終息を目指して

昨年2020年度は、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中が大混乱に陥り、地球上の全てのヒトがそれまでの生活を失いました。4月15日時点で1.38億人、すなわち世界人口77億人の1.8%が感染し、その約2.2%が死亡されています。一方、日本でも52万人(人口の0.4%)が感染し、その1.8%にあたる9546人が死亡されています。複数の変異株の出現によって、その数値はなお伸び続けています。

私ども東海大学は、この国難に際し東京、伊勢原、大磯、八王子の付属4病院の全てを新型コロナ対応病院とし、可能な限りの力を注いでこの未知のウイルスを終息せしめるべく奮闘いたしております。これは、私益より公益を優先させ、博愛の精神を以て社会に貢献する、創立者 松前重義の精神を具現化した行いと云えます。

中でも私ども東京病院は、2020年6月に東京都の感染症指定病院となり、7月には新型コロナウイルス感染症重点医療機関に認定され、9月23日からは60床全てを新型コロナ対応へと変更し、総力戦の構えで臨んでおります。2021年4月16日時点で388名の入院患者様の受け入れと3000件超のPCR検査を行い、都内の民間病院としてはトップクラスの診療実績を挙げています。

しかしその一方で、掛かり付けの患者様や、日頃より当院に患者様をご紹介下さっている先生方には、コロナ以外の入院が出来ないことで多大なるご不便、ご迷惑をお掛けしておりますこと大変心苦しく思っております。各診療科の外来業務と、健診・人間ドック部門は通常通り運営しておりますので、変わらずご愛顧頂きたく何卒お願い申し上げます。

私の病院長としての基本方針は、2018年就任時にお示しさせて頂きました時より変わりありません。
“病める人々を慈しむ心、出来ることは何でも速やかに施す精神を常に心がけ、創立者が提唱した「患者さまの精神的な支えとなり、心あたたまる人間性豊かな病院」を、より高いレベルで達成してゆく事”です。皆様に更なるご信頼を頂けますよう、大学人としての研鑽を怠らず邁進して参ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

病院長

西﨑 泰弘