皆様にとって一番身近で心温まる大学病院を目指して

私ども東海大学は、昨年建学75周年を迎えました。東海大学の創立者 松前重義博士は、昭和49年の医学部・付属病院開設にあたり、「ヒューマニズムと科学の調和をはかり、新しい医療体制の確立をめざす」と宣言し、同時に「患者さまの精神的な支えとなり、心あたたまる人間性豊かな病院を建設する」と語りました。当院、付属東京病院は、
昭和58年12月に東海大学2番目の病院として開院し、都心で創立者の教えを守りながら、35年間地域医療の担い手として頑張って参りました。
この間わが国では、高齢化が早い速度で進み、それに伴って国民の疾病構造(罹りやすい病気の種類と頻度)が変化し、国民医療費の更なる増大を回避すべく、医療を取り巻く環境は大きく変化しつつあります。このような状況下にある病院と医療者は、変化を恐れず様々な知恵を絞って、より良き医療の提供に務める必要があり、我々はこれまで以上に、その取り組みに注力して参ります。
そして一方、変わってはいけないものも数々あり、私はその筆頭は「心と技」だと思っています。病める人々を慈しむ心、出来ることは何でも速やかに施す精神、これを私たちは心がけます。そしてその思いは、高い技術に裏打ちされてこそ初めて良き結果に至ると言えます。高い技術は、同時に高い安全性をもたらすとも言えますので、私たちは大学人としてその研鑽を怠りません。
高い技術と熱い思いを、最大限の優しさ、洗練された接遇、解りやすいご説明でご提供させて頂き、創立者が目指した「患者さまの精神的な支えとなり、心あたたまる人間性豊かな病院」を、より高いレベルで達成して参りたいと思っています。皆様に更なるご信頼を頂けますよう精進して参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

赤石誠青バック
病院長

西﨑 泰弘